最近点丸めにおけるH行列の性質を用いた連立1次方程式の精度保証付き計算法とその高速化手法
本研究は,H行列の性質を用いた連立一次方程式の精度保証付き数値計算の解法において,得られた近似解と真の解との間の誤差を数学的な厳密に得ることを目的とする.通常,CPUの丸めモードを変更することで丸め誤差を把握するが,本論文における提案手法では事前誤差評価を用いることで丸め誤差を事前に把握し,どのような計算機環境においても解の正確性を保証する.(第35巻より査読付き原著論文の制度ができたため,査読付きで投稿)
帝京平成大学紀要
第35巻
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