『ここから始める文学研究――作品を読み解くために』

荒井裕樹、五井信、瀧田浩、中谷いずみとの共編著。

日本文学専攻の大学生1年生を対象とした教科書。研究の基本的な手続き、主な文学理論を紹介し、収録した作品（泉鏡花『外科室』、津村記久子『誕生日の一日』など8編。全文収録）によって具体的な分析に取り組めるように配慮した。

「Ⅰ　基礎知識」の「本文は、絶えず変わってゆく　草稿・原稿・雑誌・単行本」（p.10～p.14）、「作り手のことを知る意味　作家と作品との関係」（p.10～p.14）、「Ⅱ　文学理論」の「マルクス主義文芸批評　階級差を意識する」（p.46～p.48）、「精神分析批評　抑圧された欲望と無意識」（p.48～p.51）、「エディプス・コンプレックス　ギリシャ悲劇の父殺し」（p.51～p.54）、「アダプテーション　ジャンルの横断から見えること」（p.63～p.65）などを執筆。

みずき書林

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