神戸という空所――『勾配のあるラビリンス』における戦後表象
高阪薫、西尾宣明編
『南島へ南島から――島尾敏雄研究』平成17年4月18日. 島尾敏雄文芸における神戸という土地の意味を考察し、現実に基づきつつ、独特の象徴化が作品に施されていること、主人公の戦後空間への違和感の表明に独自性を持ちつつ、歴史認識に限界があることを指摘し、超現実主義的傾向の作品群の評価の見直しを試みたもの。 p74~p.100(26p)
和泉書院