語られるべき「私」の生成――日露戦争後の『太陽』に即して
平成18年3月31日. 日露戦後の『太陽』文芸欄を通覧し、文学者の紀行文が日本と外地、中央と辺境との序列化を進める一翼を荷っていたこと、また観光地で静養することを通して、文学者が風景を横領し、内面を形成していく条件を整えていったことを検証した。自己表象テクスト成立の歴史的条件を考察する仕事の一環。 p99~p120(22p)
『二松学舎大学東アジア学術総合研究所集刊』
二松学舎大学東アジア学術総合研究所
第36集