志賀直哉『濁つた頭』の輪郭
平成2年7月10日. 従来〈性欲〉の恐怖を描いたと評価されて来た『濁つた頭』の内実を問い直し、西洋文化を先端で享受した青年の栄光と転落との軌跡を扱った作品としての読み変えを企図したもの。 p51~p63(13p)のち、池内輝雄編『日本文学研究資料新集21志賀直哉 自我の軌跡』(有精堂、平成4年5月18日)に再録。
『日本文芸研究』
関西学院大学日本文学会
第42巻
第2号