『戦後日本の東南アジア外交』
宮城大蔵編
第6章「「経済大国」日本とアジア(1980年代)」担当。日本が経済的に頂点に達し外交的影響力を有していた80年代にどのようなアジア関係を築いたかを解明。その結果、中曽根内閣を中心に、過剰とも言える対ソ脅威認識から冷戦文脈的な中国支援、日韓関係改善が行われたのみで、アメリカへの過剰な配慮に比してアジアとの長期的友好関係構築の試みは行われなかったことを明らかにした。
ミネルヴァ書房