「鳩山・石橋内閣期の中国政策―中・台関係についての情報と政策―」
中国に好意的であったとされる鳩山・石橋内閣においても、その目標は台湾の大陸からの「独立」を安定化させ、同時に大陸中国との国交を設定するという「二つの中国」政策であったことを主張。これは第1次台湾海峡危機に象徴される米中戦争を回避する上でも望ましかった。ただし、こうした日本の意向もアメリカに「お願いするもの」に過ぎなかった。科研B(研究分担者)
『現代史研究』
東洋英和女学院大学現代史研究所
第8号
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