出版から見た明代の蘇軾観
日本中国学会第54回大会
学会発表 自ら学派を形成することの無かった蘇軾の影響力の一因は、折しも発達しつつあった出版メディアにあったと考えられる。明代になると、宋代より更に多種多様な出版物が出現・流通した。本稿は、明代に於いて多様な蘇軾関連書籍の編集・流通していたことから蘇軾が文章の大成者と評価されていたことを論じた。