蘇氏蜀學考
第25回 宋代史研究会
学会発表 蘇旬・蘇軾・蘇轍親子を中心とした学派を『宋元学案』では「蘇氏蜀学」とし、朱子学の立場から批判を加えている。しかし、所謂「道学」=程朱学と対置できるような強固な「蜀学」なる学派が実態として存在したのであろうか。蘇軾の弟子達「蘇門六君子」に対して同時代・後代の知識人たちはどのような認識をもっていたのか。「蘇氏蜀学」の問題点を論じた。