言語の規範意識と使用実態 ― 副詞“全然”の「迷信」をめぐって ―
新野直哉、梅林博人、橋本行洋、鳴海伸一
日本語学会 2011年度秋季大会
高知大学
ポスター発表(ポスター:A0判全面、予稿集:6200文字) 副詞「全然」をめぐる規範意識の発生・浸透を究明する一連の研究の一端として、昭和10年代の国語学・国語教育・日本語教育の専門誌3誌ならびにこの時期の口頭語性の高い資料『古川ロッパ昭和日記』を調査した。調査結果から、問題の規範意識の発生直前の状況を明らかにした。