全量性副詞と否定(的表現)との結び付き傾向について
国立国語研究所共同研究プロジェクト「近現代日本語における新語・新用法の研究」研究発表会口頭発表
花園大学
「全面的に、ある状態である」ことを意味する副詞は、否定辞党と呼応して全面否定の表現に用いられる傾向が強い。これらの副詞における肯定・否定のありようを分析し、同様の性格を持つ「全然」の語についての規範意識との関連を考察した。