初級中国語教育について-中規模クラスに於ける四技能の総合的強化の試み
平成28年3月発行予定 中規模クラスで行う初級中国語の四技能(話す・聞く・読む・書く)の総合的強化について、主に二松学舎大学「中国語①」に於ける筆者の取り組みを例に検討した。検討に当たっては、先行する中国語教育・教授法に於いて既に試みられるように、英語教育を中心とする第二言語習得法や応用言語学等の学習理論を参照した。例えばSwainのアウトプット仮説に基づき「書く・話す」の二技能を定期試験前に配することや、その際にAL法を用いるなど、各種言語学習理論やそれらに拠る教授法を一部取り込んだ本授業での取り組
二松学舎大学論集
No.59
41
63