『手招くフリーク―表現と文化の障害学』
倉本智明編
執筆箇所「自己表現の障害学―〈臨生〉する表現活動」(pp.189-220) ・精神科病院の造形教室を取材し、参加者たちが絵画や詩といった自己表現を通じていかに「病い」と共生し、「病者」という自己認識と向き合っていくのかについて考察した。具体的には強迫性障害を持つ男性を例に、重い症状を持つ自身の身体が、芸術表現を通じて「観られる客体」から「観せる主体」へと変貌していく様子を分析した。
執筆箇所「自己表現の障害学―〈臨生〉する表現活動」(pp.189-220)
生活書院