『新しい女は瞬間である 尾竹紅吉/富本一枝著作集』
尾竹紅吉こと富本一枝は、画家をやめた文筆家である。若き日に『青鞜』に参加し、自ら雑誌『番紅花』を創刊し、その後富本憲吉の妻となり、長年文筆活動を行なった。一枝の文章は、絵画的・信仰的な内容を含み、政治や性の問題など現代的な視点を持っている。生前に一冊も著書を残さなかった彼女の初の著作集を編んだ。解説「今日の芸術家としての尾竹紅吉/富本一枝」を執筆。
皓星社
365