『この国(近代日本)の芸術 〈日本美術史〉を脱帝國主義化する』
「アナキスト・テロリスト・アーティスト 大杉栄と画家たち」(684-712頁)を分担執筆。大杉栄が残した芸術論は文学や演劇に関するものに限られるが、有島生馬の追悼文によると、実は大杉は眼の人で、美術評論家よりずっと絵を見る目を持っていたという。その証言を導きに、大杉栄と実際に交わった五人の画家たち、幸内純一、尾竹紅吉、望月桂、林倭衛、内田巌を論じた。
684~712
月曜社