『現代日本語における分析的な構造をなす派生動詞の研究~「してある」「しておく」「してしまう」について~』
現代日本語の動詞には、継続相「している」をはじめ、「して」+補助動詞のようなくみあわせが多数存在している。本論において、時間的な表現とかかわる「してある」「しておく」「してしまう」それぞれの分析作業をおこない、形式面(単語つくりのしかた)と内容面(単語があらわす意味)を観察・整理したうえで、形態論的なカテゴリーとしてのテンスとアスペクトとのちがい(関係性も含め)を明らかにし、「動詞」という品詞の中での各形式の位置づけをこころみた。 (A4判全178頁)
博士論文
別府大学