『「非伝統的安全保障」によるアジアの平和構築―共通の危機・脅威に向けた国際協力は可能か』
編者)山田満、本多美樹
個人の人権を重視する「人間の安全保障」と国民国家の安全保障を重視する「非伝統的安全保障」が重複する領域に着目し、人類が直面する危機に対する多国間協議に基づく国際協力を通じた解決の必要性を提起する。応募者はインドネシアが紛争後の移行期正義に取り組んだ例として東ティモールとアチェを挙げて、「平和」の維持を重視するインドネシアの取り組みと課題を考察する。 総260頁
第6章「紛争後社会の移行期正義―『民主主義大国』インドネシアの取り組みと限界」
133~151
明石書店
総260頁