『混迷するインドネシア・パプア分離独立運動―「平和の地」を求める闘いの行方』
編者)山田満、堀江正伸
(科研費「研究成果公開促進費」21HP61177) 1960年代から続くパプア紛争の源流から現在に至る分離独立運動の変容を、現地のインドネシア語を含めた多言語の資料と4回にわたる現地調査から分析、考察する。歴史的背景、パプア社会の多様性、民主化以降に生じた社会変容に着目し、インドネシア人アイデンティティの受容が進む一方で、インドネシア政府に不満を持つ人々がディアスポラによる急進的活動に動員されていく構図を明らかにする。 総282頁
明石書店
総282頁