ポスト権威主義体制下インドネシアにおけるパプア分離独立運動の行方―二極化する運動
国際政治学会
新潟市・朱鷺メッセ
インドネシア・パプアでは、ポスト権威主義体制下に沿岸部と山間部で開発進度に大きな差が見られるようになった。開発が進む沿岸部では分離独立要求の優先度が下がり、開発が進まない山間部では分離独立要求を最優先する運動が展開されている。ポスト権威主義体制下に生じたパプア社会の変化に着目し、開発アクセスニーズの充足度が、分離独立要求の優先度にどのような影響を及ぼしているか明らかにする。