大分考――地名叙述のヴァリアント――
全国大学国語国文学会第126回大会
京都女子大学
本発表では、『豊後国風土記』において注がどのように機能し地名起源に関わるのかについて検討を行うことで、『豊後国風土記』における「大分」の注は訓みを示すのみならず「オホキタ郡」を地域の有力な氏族である「大分君」と結び付けて記すことを志向していることを論じた。