『荒野』の時点―トルストイ主義と文学―
これまで不明確であった武者小路実篤の第一著書『荒野』の意味と位置づけを出来る限り明確にした。『荒野』はトルストイの説く原始キリスト教主義と文学者志望が微温的に融合した作品であった。学習院の同窓会誌などの資料などを用い、論証した。
『語文論叢』
第18号
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