恋する人文学
共著者:多田一臣・山崎正伸・小山聡子・磯水絵・白井雅彦・稲田篤信・中川桂・増田裕美子・五井信・瀧田浩・荒井裕樹・谷口貢・山口直孝・松本健太郎・江藤茂博・塩田今日子・渡邊了好・森野崇・林謙太郎・改田明子・中所宣夫・大藏吉次郎
二松學舍大学国文学科編、執筆頁数19頁 恋をテーマとして本学国文学科の教員が自分の専門に則って学術的な見地からまとめたもの。文学部1年生必修授業科目「文学入門AB」のテキストとして使用する。327ページ「式子の「男歌」、定家の「女歌」―『百人一首』の恋」を担当。『百人一首』に撰ばれている式子内親王と藤原定家の恋歌が、どちらも自らの恋愛体験ではなく異性の気持ちを詠んでいることに注目し、当時の和歌は本歌取・本説取等の方法による題詠が中心であることを、それぞれの歌に対する研究史を踏まえながら説明していった。
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翰林書房