関於”関羽文献"中的関羽書信
「関羽文献」は関羽自身の手になるとされる手紙を収録する。実際に関羽がこれらを書いたことを示す資料は見出せず、後世の偽託であることは疑いない。とはいえ、偽託であるからこそ、それらを検討することにより、それぞれの「関羽文献」の性格、そして背後にある関羽崇拝について、その一端を探り出すことができよう。本稿では、「関羽文献」に見える関羽の手紙の内容や後人の評、文献ごとの収録状況などから、それらの手紙が作られた理由や各種「関羽文献」の性格について考察した。
明清小説研究
2011-1.
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