明清小説のなかの女性
(明)馮夢龍『喩世明言』巻一「蒋興哥重会珍珠衫」の分析を通して、歌伎や妓女が働く都志という空間では、女性の貞節への縛りが弱くなっていき、朱子学に代表される女性の規範から自由が生まれ始めていたことを論じた。
『東アジアの都市とジェンダー 過去から問い直す』
文学通信
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