古写真で見る近代奄美大島の 都市景観とカトリック ―名瀬町を中心に―
歴史地理学会262回例会
日本大学経済学部3号館
近代の奄美大島の中心都市である名瀬町の都市景観を絵葉書やカトリック関係の古写真、地方史などをもとに復元した。その結果、カトリック教会が港湾に向かって建てられていたことを明らかにするとともに、名瀬町の都市景観の中でカトリック教会が際立つ存在であったこと、また、奄美大島というローカルな空間の背後にナショナルやグローバルなど異なる空間スケールの重層性が名瀬の都市景観に垣間見えることが分かった。