(書評)一色哲著『南島キリスト教史入門』
一色哲著『南島キリスト教史入門』(新教出版社、2018年出版)の書評である。著者の一色哲は明治から昭和戦前期にかけての南西諸島のキリスト教会の成立と形成過程に関わったさまざまな人々の経歴とネットワークを膨大な史資料を用いて丹念かつ詳細に分析し、近代の日本本土とは異なったキリスト教の伝播過程と信徒の状況、地域社会との関係を鮮やかに描き出している。
図書新聞
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