(書評)宮崎揚弘著『函館の大火 昭和九年の都市災害』
宮崎揚弘著『函館の大火 昭和九年の都市災害』(法政大学出版局、2017年出版)の書評である。著者の宮崎揚弘は昭和9年に北海道函館市で発生した大火の被災・救援・復興の各状況を当時の行政資料や新聞記事、被災者やその家族からの膨大な聞き取り、回想録、写真といった様々な史資料を用いて詳細かつ丹念に描きだしている。
図書新聞
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