古代中国における「書」をめぐる思想の形成――萌芽と展開――(学位論文)
早稲田大学に提出した博士学位論文。古代中国における「書」をめぐる文献の検討を中心に行ったもの。古代中国において「書」がどのように地位を獲得し、展開していったか従来の書道史・書論史からのアプローチを踏まえつつ、皇帝権力と「書」、品第の問題と王羲之の位置づけ、そして、「文」論との接点の三つの観点からそれを考察した。
早稲田大学大学院文学研究科