文化遺産保護のための国際協力とリモート・センシング利用の法的枠組みについて
本稿では、文化遺産保護を目的とする国際協力のための衛星リモート・センシング・データの利用に関する法的問題を考察した。ユネスコによる世界遺産保護のためのデータ利用に関する法的枠組みや、いわゆるソフト・ローを含む既存の国際宇宙法での規定ぶりについて検討した上で、文化遺産保護のための国際協力を達成する実効的な法的枠組みのあり方について見解を示した。
『法政論叢』
日本法政学会
第50巻
第1号
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