文豪アンドロイドに感じるリアリティと事前知識・信念の関係性の検討
高橋英之、伊豆原潤星、改田明子、<U>山口直孝</U>、境くりま、小山虎、小川浩平、石黒浩
コミュニケーションを円滑に行う上で、相手に対する事前知識や信念を互い有し、それを振舞いや発言にトップダウンに利用することは重要である。その一方で、多くの人間とロボットのコミュニケーションにおいては、ロボットに関する事前知識や信念を人間側が持っていないことが多い。本論文では,事前知識や信念が人間とロボットのコミュニケーションに及ぼす影響を調べるために、著名な文豪である夏目漱石のアンドロイドを用いて、被験者が“夏目漱石”や“ロボット”、“人工知能”に対して有している事前知識や信念がどのように“漱石アンドロイド
知能と情報
日本知能情報ファジィ学会
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