書評・寺澤浩樹著『武者小路実篤の研究―美と宗教の様式』
寺澤浩樹著『武者小路実篤の研究―美と宗教の様式』の書評。 作品論という方法によって、研究の基盤を整備した本書を評価しながらも、主として「宗教」という着眼点と、小説「友情」をめぐる研究方法について、その限界を指摘するとともに、新しい研究の領域を開拓することの期待を述べた。
『有島武郎研究』
第14号