「関帝文献」の研究
早稲田大学に提出した博士論文。三国蜀の武将である関羽は後世に神格化されて信仰の対象となる。その神格化された関羽は関帝と呼ばれるが、関帝信仰の高まりと共に、関帝の伝記や伝説、関帝に関する評論や詩詞などを収録した「関帝文献」が数多く出版される。本論文はそれぞれの「関帝文献」にはどのような特色があるのか、「関帝文献」は総体として如何なる特徴や性格を持つのか、「関帝文献」は如何なる目的で編纂・出版されたのか、「関帝文献」は関帝信仰の中でどのように位置づけられるのかなどを解明している。研究の結果、一口に「関帝文献」
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