ケアと対話・討論・討議を軸に集団づくりを進めよう!
ケアなる概念を、単に世話するとか保護するという意味だけで理解すべきでなく、他者の自己決定それ自体を支援することも含む概念として捉えるべきことを主張し、そうすることで、乳幼児期からの成長の各段階では、世話的なケア理解と自己決定尊重的なケアが統合されていたのに、子どもの成長とともに自己決定尊重的なケアが蔑にされていく姿が明確に見えてくることを述べている。学齢期になっても、ケアが自己決定尊重的なケアの側面も持ち合わせていくためには、対話が不可欠であることを伝達型コミュニケーションとの対比で論述した。
千葉県生活指導研究協議会「千生研通信」2020年3月号
千葉県生活指導研究協議会事務局