インドネシア残留日本兵の市民権とアイデンティティ
科学研究費補助金基盤研究(A)「20世紀東アジアをめぐる人の移動の総合的研究」主催「帝国以後のポストコロニアル移民の定着と移動」シンポジウム
東京都千代田区 ・上智大学
共通論題「20世紀東アジアをめぐる人の移動の総合的研究」において、インドネシア残留日本兵のアイデンティティと市民権について報告した。はじめに残留日本兵の定義、規模について触れた後、インドネシア残留日本兵903名の構成分析を行った。その上で、インドネシア残留日本兵の強制送還問題について述べた後、彼らの国籍取得問題について、インドネシア政府の外国人政策(オランダ人の引揚げ、中国系住民の二重国籍問題)とインドネシア国軍の対応を含めて話した。