毛宗崗本『三国志演義』における関羽の義
毛宗崗本が著された清の康熙年間には、関帝信仰は、皇帝に崇拝されるだけではなく、民間に広く浸透していた。その際、関帝は自らを犠牲としても人を救う「利他の義」を強く保持していた。演義は、「義釈曹操」の場面で関羽の「利他の義」を印象的に表現している。
『東方学』
東方学会
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