3章「近代日本の島嶼部におけるプロテスタントの教会施設の立地状況とその変化」を分担執筆した。前半で近代日本の島嶼部におけるプロテスタント教会の立地の概要を分析した。その結果、島ごとにプロテスタントの教団の勢力圏が異なることが明らかになった。また、後半では1916~40年の兵庫県淡路島の自由メソヂスト教団の教会の立地状況とい牧師の人事異動の関係を検討した。その結果、淡路島の教会への異動を経て大阪市や神戸市などの大都市の教会に赴任するケースが複数確認され、人事異動における淡路島の教会の重要性を明らかにすることができた。