文化財立地からみた現代日本におけるキリスト教観光の可能性 ―近代日本のキリスト教排除との関連で―
「宗教とツーリズム」合同公開研究会
2016年12月23日に筑波大学東京キャンパスで口頭発表を行った。現在の日本各地に存在する国指定のキリスト教関連の文化財施設の観光地化のポテンシャルについて立地係数を用いて分析を行った。その結果、近代前期にキリスト教を比較的受容した地域はキリスト教関連施設の観光地化が容易である一方、キリスト教への排撃運動が盛んだった地域ではキリスト教関連の建造物の観光地化の可能性が相対的に低いことが明らかとなった。