王羲之の幻影 : 「盡善盡美」をめぐって
第7回公益財団法人日本習字教育財団 学術研究助成の成果の一つ。唐・太宗の王羲之の評価語「盡善盡美」はそもそも舜の楽を評した『論語』の語であった。それを太宗が王羲之評価に用いたのは、自身の政治的理想が舜にあったためである。そしてこの評価が中唐の書論に影響していることを論じた。
『六朝学術学会報』
六朝学術学会
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