孫過庭『書譜』の思想的意義―「情」と「志」をめぐって
第7回公益財団法人日本習字教育財団 学術研究助成課題の成果論文の一つ。孫過庭『書譜』が持つ思想的な意義について論じた。「書」は、見る者に「情」を感じさせる一方で、「書」の表現の根幹には「志」があるという。その行論が、いずれも従来の文論を敷衍することを論じた。
『学術研究助成成果論文集』
公益財団法人日本習字教育財団
vol.6
5
29