李陽冰の「刊定説文」とその思想(学位論文)
早稲田大学に提出した修士学位論文。唐代の篆書の中興者として知られる、李陽冰の文字解釈を総合的に研究したもの。李陽冰の文字解釈については、これまで等閑視されてきていた。本論文では李陽冰が著したとされる「刊定説文」の佚文を集めて、考察を加え、李陽冰の文字解釈が臆説によるものとされてきた従説の再検討をおこなった。
早稲田大学大学院文学研究科