古代テキストの継承と展開
<U>長谷川豊輝</U>・吉原美響・阿部沙織・小橋龍人・髙橋美裕
本稿では、古代前期から近現代における古代の受容のありようを検討することにより、古代のテキストがどのように継承され展開していったのか考察した。はじめに、古代散文の問題として、『日本書紀』における天皇像について検討した。次に、古代韻文の問題として、古代前期から後期にかけて歌が如何に継承され、展開していったのか検討した。最後に、歌(韻文)が記述(散文)により示された『古今集』「仮名序」の検討を行うことで各論の接続と展開を図った。
『日本文学』
日本文学協会
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