奈良時代の日本語
沖森卓也・澤崎文・鈴木豊・森野崇
奈良時代の日本語について、文献以前の時代も視野に収めつつ、文字・表記、文章・文体、音韻、語彙、文法といった分野ごとに、検討・整理したもので、その中の第五章「文法」を執筆した。「動詞」「形容詞」「助動詞」「助詞」「ク語法」「敬語」の6節構成で、それぞれ問題点の指摘やそれに関する考察も加えながら、扱う内容・学説等に偏りが生じないように、『万葉集』や『古事記』『日本書紀』に見られる用例を使用して、広く平易な記述を行っている。
第五章 文法
118ページ~152ページ
朝倉書店
34ページ
978-4-254-51692-0