係助詞「こそ」の機能とその変容の要因に関する考察
平成14年3月15日. 古代日本語の「こそ」には、具体的に比較される他の対象がない状況で、あるモノ・コトをとりたてるという、現代語には認めがたい用法が存するが、この用法の「こそ」が中世から近世へと至る中で衰退していく要因について、係り結び構文の消失と絡めて検討した。
国語学研究と資料
国語学研究と資料の会
第25号
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