大西巨人論――マルクス主義と芸術至上主義
大西巨人(1916年~2014年)の創作および批評を対象に、現実変革のために複数の方向性を持つ批判を内在させた言説の運動性を分析した考察を集成したもの。新稿「「食卓末席組」の生成――「われわれ」の物語としての『神聖喜劇』」を含む。武井昭夫、湯地朝雄を論じた文章も収めた。
幻戯書房
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