志賀直哉『大津順吉』論――「わがこと」を語る小説をめぐる試行
平成13年3月31日. 従来、作者の表現技術の未熟さが指摘されてきた志賀の『大津順吉』を、「わがこと」を語る新たな方法の模索の所産であったことを説き、固有の人物を描く独自の試みを高く評価すべきであるというように、読み換えを図ったもの。 p51~p67(17p)
『二松学舎大学論集』
二松学舎大学
第44号