大西巨人『天路の奈落』論――「仮構の独立小宇宙」における言葉の闘争
平成19年11月10日. 日本共産党の五〇年分裂時代に取材した大西の長篇小説の構図が、先験的な善悪に言論で分割されているのではなく、あくまで言語運用の適正さという観点で定められていることを解明しつつ、舞台設定の戦後文芸における独自性を説明したもの。 p24~p34(11p)
『日本文学』
日本文学協会
第56巻
第11号