知識人の責務――大西巨人短編集『五里霧』の空所
大西巨人の第一短篇集『五里霧』のモチーフの一つが、15年戦争との対峙にあることを指摘し、歴史の岐路において主体的に状況に抗するところに知識人の役割があることがくり返し説かれているところに作品の核心があることを考察した。
『社会文学』
日本社会文学会
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