(書評) 池田慎太郎著『独立完成への苦闘 1952~1960』
1952年の講和から1960年までを扱った通史に対し、大量に駐留する米軍に安全を依存する「名目上の独立」をいかにして「真の独立」に持っていくかをめぐって政治論争が行われたが、形式的に本土を「独立完成」に近づけた安保改定以降は、沖縄に大量の米軍を押し付けることで、本土では「真の独立」が達成していくという著者の主張を高く評価した。3693文字 東京財団ホームページhttp://www.tkfd.or.jp/research/project/news.php?id=938
東京財団政治外交検証HP
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