張耒の思想―蘇門四学士の学術―
第41回 東北中国学会大会
学会発表 北宋の代表的士大夫である蘇軾・轍兄弟を中心とする学派は「蜀学」とされるが、従来その学問的内実に関しては十分検討されてきたとはいえない。そこで本発表では、蘇軾の重要な弟子の一人張耒を取り上げ、特にその本性論についてまとめた。そして孟子と中庸に基づきながらも性善説については批判的であり、老子・荘子の思想に対しても受け入れる姿勢があることなどを明らかにした。