講演・口頭発表等

基本情報

氏名 田中 正樹
氏名(カナ) タナカ マサキ
氏名(英語) Tanaka Masaki
所属 大学 文学部 国際日本中国学科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル

陽明学としての現象学

講演者

田中正樹

会議名

寧波(余姚) 陽明心学大会

発表年月日

2025/10/30

開催年月日(From)

 

開催年月日(To)

招待の有無

有り

記述言語

日本語

国・地域

中華人民共和国

会議区分

国際会議

国際共著

会議種別

口頭発表(招待・特別)

主催者

寧波(余姚) 陽明文化周組委会

開催地

寧波(余姚)

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形式

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概要

明の王守仁(陽明)を祖とする修己治人の学である「儒学」の一学派「陽明学」と、カントの観念論を背景とし、論理学研究から出発したフッサールの「現象学」は、全く異なる文脈の中に存在する哲学・思想である。しかし、フッサール現象学の「志向性」や「超越論的還元」の概念と、陽明の「意」や「格物」の概念との類似、或いは陽明のフッサールの「志向性」概念の先取りに思われるのも由なしとはしない。本論は現象学が陽明学である(或いはその逆)ことを主張したいのではなく、相互の思想を対比することにより、それぞれの思想の理解の一助に資するのではないか、という試みである。特に陽明の「格物」理解に於いて、「物」を心の発動体「意」が付着する対象、つまり主客の関係性として現象する、とみる発想が、ノエマとノエシスとの関係と近く、それ故陽明の「格物」もフッサールの「現象学的還元」及び「エポケー」の主張との時空を超えた照応とみられるのではないか、ということを論じた。